Laravelは人気のあるPHPフレームワークで、エレガントな構文と豊富な機能を備えています。今回は、Laravelを新しいプロジェクトに導入する手順を解説します。
前提条件
Laravelをインストールする前に、以下のソフトウェアが必要です:
- PHP >= 8.1
- Composer(PHPの依存関係マネージャー)
- Node.js と npm(フロントエンド資産のコンパイル用)
1. Composerのインストール
まだComposerをインストールしていない場合は、公式サイトからインストールしてください。
2. Laravelプロジェクトの作成
新しいLaravelプロジェクトを作成するには、ターミナルで以下のコマンドを実行します:
composer create-project laravel/laravel example-app
このコマンドは「example-app」という名前の新しいディレクトリを作成し、最新バージョンのLaravelをインストールします。
3. ローカル開発サーバーの起動
プロジェクトディレクトリに移動し、Artisanコマンドを使用して開発サーバーを起動します:
cd example-app
php artisan serve
これで、通常はhttp://localhost:8000
でアプリケーションにアクセスできます。
4. 基本設定
.env
ファイルを編集して、データベース接続などの設定を行います:
DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=laravel
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=
5. データベースのマイグレーション
データベースのテーブルを作成するには:
php artisan migrate
6. LaravelのMVCアーキテクチャについて
Laravelは、Model-View-Controllerアーキテクチャに従っています:
- モデル:データベースとの相互作用を管理
- ビュー:ユーザーインターフェイスを表示
- コントローラー:ビジネスロジックを処理
コントローラーの作成
php artisan make:controller TaskController
モデルの作成
php artisan make:model Task -m
-m
フラグを付けると、関連するマイグレーションファイルも作成されます。
7. ルーティング
routes/web.php
ファイルでWebアプリケーションのルートを定義します:
Route::get('/', function () {
return view('welcome');
});
Route::resource('tasks', TaskController::class);
まとめ
これで、Laravelの基本的な導入は完了です。Laravelは強力なツールが揃っており、効率的なWeb開発を可能にします。初心者の方でも、公式ドキュメントを参照しながら徐々に学習を進めることができます。
次回は、LaravelでのCRUD操作の実装方法について詳しく解説する予定です。
コメント